学習塾グットスクール塾長の石本です。
今月モンテッソーリ教室をプレオープンしました♪
今回は「算数はいつから始めるのが良いのか?」
というテーマです。
僕は個別指導でこれまで数百人の生徒に勉強(主に数学)を指導してきました。
1対1がメインなので、子どもたちの問題を解く様子をたくさん観察してきたわけです。
つまずきやすいポイントや個人差の生まれやすい分野などをたくさん見てきました。
算数の勉強というとまずは計算練習というイメージがあるかもしれません。
ですが、実は計算力にそこまでの差はありません。
もちろん計算がめっちゃ速い子もゆっくりな子もいます。
ですが、丁寧に教えてもらえば大体の子が計算はできるようになります。
算数・数学で大きな差がつくのはそこではないのです。
なかなか衝撃的なデータがあります。
小学5年生に「2分の1と3分の1ではどっちの方が大きいでしょう?」
と聞いたところ、正しく答えられたのは約半分でした。
出典:算数文章題が解けない子どもたち
※ちなみに分数は4年生で習います。
5分の2の意味が分かっている子は3人に1人しかいないという結果も出ております。
計算はできても意味が分かっていない、という子は非常に多いのです。
その子たちにとって、文章題はあてずっぽうのゲームになってしまいます。
そして考える力がつかないうちに問題の難易度が上がってしまい、「算数まじ無理!」となってしまう。
そんな子をたくさん見てきました。
僕は算数・数学が楽しいと思える子がたくさん増えてほしいのです。
そのために何が必要なのか。
逆算して考えてみます。
算数の文章題が得意な子は、与えられた情報から別の情報を見つける(推論)のがうまいです。
こんな問題もありました。
なしは桃より軽い。
レモンは桃より軽い。
柿は桃より重い。
なしはレモンより重い。
この4つを重い順に並べましょう。
小学5年生で、算数が得意な子(上位3分の1)では9割近くの子が正解できました。ところが算数が苦手な子では約3人に1人しか正解できませんでした。
この問題を解くのに算数の知識はいりません。
ですが、算数の得意不得意と大きな関係があるのです。
こんな感じでまだまだ続けたいのですが、
長くなりすぎてしまうので結論に飛びますね。
算数が好きになる順序としては、
数字に対する感覚を育てる(15ってこれくらいの大きさだ。1000はこれくらい大きい。
など)。
文章題の練習をする。
分かって楽しい!を何度も味わう。
①の数字に対する感覚に関しては、3~6歳頃に磨かれるといわれています。
※個人差はあります。
そのころに数に対する感覚を磨けると小学校以降で算数を楽しむ力が育みやすいのです。
私事ですが、9/16、9/17にこの記事に対する内容をもっと深掘った講座を開催します♪
※二日とも同じ内容です
教育委員会の後援をいただいており、無料で開催します。
無料での開催は年に数回しか予定していないので、興味があるという方はこの機会にぜひご参加ください。
お子様とご一緒の参加も大歓迎です♪
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ここまでお読みいただきありがとうございました!
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