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【ママのためのおもしろ赤ちゃん発達学】 ①実は歩くのは3回目の経験だった⁉ 鈴木詞子 岡崎市子育て赤ちゃん看護師

赤ちゃん発達アドバイザー・看護師の鈴木詞子です。

赤ちゃんの子育てのお悩み解消のヒントや目の前にいる赤ちゃんをついつい観察したくなる、おもしろ赤ちゃん発達学を発信しています!

 

今回は「実は歩くのは3回目の経験だった⁉」というお話。

人間は、地球が生まれた頃のう~んと昔には水の中にいた細胞からクラゲ、ゴカイ、魚、両生類、爬虫類、哺乳類、類人猿、人間へと進化してきました。

実はこの進化過程、赤ちゃんが生まれてから立って歩くまでの運動発達の進化と同じ道のりをたどっているということを皆さん知っていましたか?

 

この進化の過程は、人間同士の精子と卵子が出会い受精し細胞分化する過程の中で、DNAに組み込まれています。ですから受精卵となった時点で、「歩く」進化過程の能力をすでにみんな持っているということ。 ここが実は1回目の経験になります。

 

そして胎児としてお腹の中で成長していく過程の中で、人間の形に変化するまでの形態の変化もこの人類の進化過程に似た変化を経過しますし、妊娠30週頃までは寝がえりやハイハイ、歩く動作を羊水の「無重力空間」で経験します。 ここが2回目の経験になります。

 

最後は生まれてから、約1年もの時間を経て今度は「重力」のある世界で二足歩行で歩くを経験していきます。目の前にいる赤ちゃんのこれまでの成長を振り返ると、魚やワニ、ネズミや熊や猿の様な動きだったりしませんか? ここが3回目の経験になります。

 

いかがですか?

人間が二足歩行できるようになる為には、長い年月をかけて必要不可欠な進化過程をたどっています。そしてそれは「重力のある環境」に合わせて適応する力が変化したものです。

目の前にいる赤ちゃんは今どんな段階に進化をしていますか?

是非観察してみてくださいね!

 

次回はそれぞれの発達段階から次の進化に向かうために必要な「環境」についてのお話。

お楽しみに。

 


今日の担当:鈴木詞子

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