みなさん こんにちは♪
守ろう子どもと赤ちゃんの荒木あゆみです。
先日、こども女性ネット東海主催の女性防災リーダー育成事業に参加している関係で、小学校1年生になった娘と共に宮城県へ被災地視察に行ってきました。
今日は、その中から【大川小学校】を訪れた時の話をしようと思います。
東日本大震災での大川小学校の出来事を、皆さんは御存じでしょうか?
石巻市立大川小学校では、川を遡上してきた津波により児童108名中74名、教員10名がお亡くなりになりました。学校でシイタケ栽培の授業として使っていた裏山には登ることなく、50分間校庭にとどまり続け、移動を決めた場所は橋のたもとの小高い場所。(通称:三角地帯)子どもたちが歩き出した直後、遡上してきた津波に襲われてしまいました。
現在では、周りにあった住宅街は面影も無く、震災遺構となった大川小学校を見学される方の駐車場になっているため、川の様子が感じられますが、当時住宅地だったことをイメージしてみると、小学生の身長で路地を歩いていきなり目の前や背後から、川からあふれ出た津波が襲ってきたとなると、どれほどの恐怖だったのか・・・
これは、現地で写真を見せてもらいながら話を聞かせていただき、初めて知って、理解して、状況を把握できたことでした。 さらには、ここに逃げていれば助かっていたという裏山にも実際に登らせていただきました。 小学1年生の足でも少し手助けしつつ、5分ほどで登ることができた場所でした。
だからこそ 「なぜ?なぜ?」という気持ちが溢れてきます。
当日、語り部をしてくださった只野英昭さんのお話はこちらのyoutubeでも拝聴することができます。動画は50分と長いものですが、少しずつでもぜひ見ていただきたい内容です。
今日のタイトルにした 「大人が言うことが正しいのか?」 ですが、なぜこのタイトルをつけたかというと、皆さんと一緒に考えてみたかったからです。
何か災害が発生した時、事件がおきたとき、「先生の指示に従いましょう」 「大人の言うことを聞きましょう」 「お店の人の指示に従いましょう」 って書かれていたり、聞いたりしますよね?
今これを読んでいるあなたが先生や大人やお店の人だったら? 今この場で大地震が起きたら、子どもたちにはどのように声をかけ、どこにどのように避難すると指示をしますか?
先生だから何でも知っている、大人だから正しい判断ができる・・・というわけでは無いかもしれないですよね? 私だって正直不安です。 だって、これを読んでいる岡崎市では、経験したことのない大きさの地震が発生する想定だから。子どもも大人もみんなパニックになってしまうのではないかと思います。
それでも 「知らなかったから」 「判断できなかったから」 と後から悔やむことのないように、【知っておくこと・考えておくこと】は大切な防災だと感じています。 例えば、この地域はどんな災害に弱いのか? 子どもたちが通う園や学校は災害時にはどんな対応をするのか? 避難訓練はどんな風に行われているのか? と・・・
そして、子どもたちでも自分で判断ができるように、自分の身は自分で守れるようにと、日々の暮らしの中で、防災を意識した声掛けや、ゲーム感覚で考えさせたりしています。
我が家の防災女子(7歳)は、園児の頃から避難訓練でやったことを報告してくれていました。 私から知るために行動しなくても、子どもの方から情報を伝えてくれるようになっています。
【防災を意識した子育て】
皆さんも一緒にやりませんか?
今日の担当:荒木あゆみ
1男2女の母 普段は会社員
守ろう子どもと赤ちゃん 代表
防災士/乾物防災食講師/災害備蓄管理士/食育指導士
アンガーマネジメントキッズインストラクター/時間マネージメントコーチ
10min FOCUS Mappingインストラクター
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