産前産後専門ボディケアセラピスト、赤ちゃん発達アドバイザーとして
「母と子のトータルケアサロンLuna Owl~ルナオウル~」を主宰しております
看護師の鈴木詞子と申します。
今回のテーマは「ママのせいじゃないよ!~産後のイライラ・うつうつ、赤ちゃんのグズグズは〇〇不足が原因!」
妊娠を望む方や妊娠中、授乳中、離乳食の赤ちゃんなどすべての方に必要な内容として是非抑えていただきたい栄養のお話です。
ズバリ〇〇の答えは・・・
「鉄分」‼です。
鉄不足になると疲れやすさや頭痛やめまい、冷えやむくみといった症状以外にも、脳の神経伝達物質の合成が上手く行われず以下のような精神症状が現れます。
*ちょっとしたことで思い悩んでしまう
*イライラスイッチ発動が早い
*憂鬱な気分が長く続く
*睡眠の乱れ
*寝起きが悪い
*夜中に目が覚める etc…
いかがですか?
関連する様子がすでに多くのママにあるのではないでしょうか?
鉄不足はいわゆる産後うつ様の症状などを引き起こす原因にもなるんです。
鉄不足といえば貧血の血液検査で「ヘモグロビン値」を指標にするかと思います。
「ヘモ」➡鉄色素を表すヘム、
「グロビン」➡タンパクを表すわけですが、
鉄分とタンパク質が主原料として必要となります。
実はヘモグロビンが正常値であっても、体内貯蔵鉄量を表す「フェリチン」という検査値まで調べてみると枯渇している産後ママが非常に多く、ヘモグロビン値に異常がなくても貧血用症状が現れることがあります。鉄そしてタンパク質を十分に補給されない限り、特に母乳育児を主にしているママではどんどん貯蔵鉄が消費されてしまうというわけです。
この貯蔵鉄「フェリチン」は赤ちゃんにも同じことが言えます。胎内でフェリチンタンクを満タンにして生まれて赤ちゃんは6ヶ月頃にはタンクがぐんぐん減り始めますので授乳以外の鉄・タンパク質の補給、離乳食(補完食)が必要になります。
特に脳神経の発達の面についてはみなさんも気になるところかと思いますが、
脳を育てる栄養素は「DHA」、「タンパク質」、「鉄分」です。
ですから赤ちゃんも
*日中癇癪を起こしやすくいつも機嫌が悪い
*わずかな刺激でも泣いてぐずりやすい
*身長体重が伸び悩んでいる
*夜泣きや夜寝続けられない etc…
鉄不足になると脳だけでなく体中に酸素がいきわたりにくくなりますので、成長発達には大変重要な意味を持ちます。
上手く育児がこなせなかったり赤ちゃんをご機嫌で穏やかに過ごさせてあげられていないことに、
“自分てダメだな~”と自分の性格の不向きや不器用さなどを強く感じて自己嫌悪になったり、
赤ちゃんや他のご家族に対しても強くイライラしてしまうママもいらっしゃると思います。
ママのせいじゃないよ!
親子で健やかに穏やかに過ごすためにも、是非栄養面の見直しを考えてみてください。
家事育児への気力も衰えている方はサプリメントや補助食品などでレスキューしてでも、親子で元気を取り戻せるよう意識し頂ければと思います。
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